地域の多世代が交流できる場所を目指して――こどもみらい食堂(長岡市)
長岡市学校町1の長岡聖契キリスト教会カフェテリアで活動している「こどもみらい食堂」。日吉均子代表、真実副代表ご夫妻(写真中)、調理士の本間ケイ子さんにFM-NIIGATA上村知世さんがお話を聞きました(2023年7月27日新潟日報朝刊掲載)
◇子育て中のママが安心できる 地域の交流場所を作りたい
上村 2018年に子ども食堂を立ち上げたきっかけは。
真実 2017年にドイツで子ども食堂を見学して、たくさんの人たちが親子を支え合うことで地域のつながりが作れると感じたからです。
上村 均子さんも以前から子ども食堂に興味を持っていたのですか。
均子 私は30年前に4人の子どもを育て、子どもはかわいいけれどワンオペで大変だった経験から子育て中のママのお手伝いがしたいと思っていました。当時、夫が出張中に病気になり、近所のおばあちゃんに幼い子どもを預けて緊急手術を受けました。近所に頼れる場所があると安心できますよね。私たちの子ども食堂が地域の多世代が交流できる、居心地良い場所になっていたらうれしいです。
◇誰もが気軽に利用できる コミュニティカフェをオープン
上村 現在の活動内容を教えてください。
均子 毎月第2・4土曜にお弁当200食配布とフードパントリーを行っています。2020年から毎週水曜と金曜に「宿題サポートカフェ未来塾」も開始。定期テスト前の補修や夏休みや冬休みは学習体験を行っています。
上村 学習支援もあると安心ですね。これまで活動してきてうれしかったことは。
真実 「宿題サポートカフェ未来塾」のボランティアに高校生・大学生・専門学校生が参加してくれるのがうれしいです。勉強が分かったときの子どもたちの笑顔や勉強を教えてくれるお兄さん、お姉さんに子どもたちが自分の未来を想像する様子にワクワクします。
上村 今後の活動や目標を聞かせてください。
本間 今よりもっと地域の皆さんがつながれるように子どもから高齢者までが気軽に集える「カフェふらっと」をオープンしました。毎週水曜・金曜午後6時からの学習支援が始まる前の午後2時から午後6時まで利用できます。お弁当やお菓子の持ち込みもOK。セルフ式の飲み物も用意しています。私たちスタッフも地域貢献できる活動を楽しんでいます。
真実 子ども食堂の活動を次世代につなげていきたいと思っています。
- 「こどもみらい食堂」
毎月第2・第4土曜 11:00~12:00 弁当配布
(子ども100円、大人300円、ボランティア無料)
毎週水曜・金曜 14:00~18:00 カフェふらっと
毎週水曜・金曜 18:00~20:50 学習支援
会場 長岡聖契キリスト教会1階カフェテリア(長岡市学校町1)
問い合わせ 090-2236-3153(日吉さん)