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2023.07.29

親子の拠り所となる、とまり木を目指して――ゆうやけこども けやき食堂(新潟市西区)

子ども食堂から

新潟市西区上新栄町で毎月2回開催される「ゆうやけこども けやき食堂」。代表の会田きよみさん(写真左)、スタッフの青木美奈子さん、岡田若子さんにFM-NIIGATA上村知世さんがお話を聞きました(2023年5月31日新潟日報朝刊掲載)

◇コロナ禍を経て、活動再開! たくさんの子どもたちに笑顔を

上村 2016年に子ども食堂を立ち上げたきっかけは。

会田 私の子どもが小学生のときに夫が亡くなり、たくさんの人の手を借りて子育てをしたことから子ども たちの居場所を作りたいと思いました。当時、喫茶店を経営していたので閉店後にこの場所でやろう!とお友達に協力をお願いしました。

青木 会田さんとはご近所つながりです。子どもたちの地域の応援団になりたいと活動しています。

岡田 五十嵐小学校・中学校区に子ども食堂を作りたいという会田さんの思いに共感してお手伝いすることにしました。

上村 活動を制限されたコロナ禍から現在の子ども食堂の状況は。

会田 コロナ禍の4年間、会食をお休みしている間に子どもたちが中学生や高校生に成長して子ども食堂を卒業していきました。ことしの2月から会食を再開したのでコロナ前のように元気な子どもたちが来てくれるといいなと思って。おいしいご飯を作って待っています。

 

◇子どもも親も心が休まる とまり木のような存在に

上村 子ども食堂開催日の流れを教えてください。

岡田 第1木曜・第3火曜の4時半からオープンして6時半の夕食までは勉強タイム。7時から町内の集会場に移動して遊びの時間です。

青木 地域のスタッフ約20人のほか、新潟青陵大学や敬和学園大学の学生さんが勉強を教えてくれます。

上村 最近、うれしいことがあったそうですね。

会田 昔、お母さんと一緒にこども食堂に来ていた小さな男の子が6年ぶりに中学校の制服姿で来てくれたんです。「お父さんが亡くなって二人とも元気がなかったときに子ども食堂があって良かったです」とお母さんが話してくれたのがうれしくて。ほんのひとときでも親子のとまり木のような存在になれたかなって。一人でも二人でも必要とする子がいるならば子ども食堂を続けていきたいと思いました。

上村 すてきなお話です。子育て中のお母さん、お父さんの心休まる場所にもなっていますね。

・「ゆうやけこども けやき食堂」

毎月第1木曜日・第3火曜日 16:30~20:00

会場 旧喫茶けやき(新潟市西区上新栄町3-4-83)

内容 会食・遊び(大人200円、子どもはお手伝いで無料)

対象 五十嵐小学校・五十嵐中学校区域の児童・生徒

問い合わせ 090-7230-1592(会田さん)


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