親子が楽しく過ごせる場所をつくりたい―ゆめみる子ども食堂(新潟市)
新潟市米山2のカフェバー「.lagoon20」で毎月第4日曜日に開催される「ゆめみるこども食堂」。代表の近山理子さんにFM-NIIGATA上村知世さんがお話を聞きました(2023年8月31日新潟日報朝刊掲載)
◇子どもの虐待を防ぎたい! 目標は子ども中心のフェス開催
上村 2022年11月に「ゆめみるこども食堂」を立ち上げたきっかけを教えてください。
近山 私は長年、保健師をしていました。退職後、専門学校の教師をしていた時に学生と子どもの虐待問題を調べることがありました。誰もが子育て中に息詰まることがあります。虐待を予防する方法を考えて、子育て中のお父さんお母さんに元気になってもらえるような、親子が楽しく過ごせる場所をつくりたいと思いました。
上村 それで体験をテーマにしているんですね。
近山 親子でたくさんの体験を楽しんでほしいです。体験イベントを積み重ねていって、いつか子どもを中心としたフェスを開催したいという目標があります。「子どもは夢を見なくちゃね」ってスタッフと話しているんです。
上村 すてきですね!
近山 スタッフにはクリエイティブディレクターや私のほかにもう1名保健師がいます。地域づくりや子育ての悩みなども気軽に相談してください。
◇親子参加のきっかけになる 楽しい体験アイディアを募集中
上村 どのような体験を行ってきましたか。
近山 プログラミング体験、DJ体験、書道体験、球技のボッチャなどなど。会場のカフェバーは20人以上入ることができないので、キッチンカーを借りて移動型の活動も行っています。
上村 移動型! 斬新です。これまでの活動でうれしかったことや大変だったことは。
近山 ワークショップで子どもたちの一生懸命な姿やキラキラしたまなざしを見るのがうれしいです。毎回、子どもたちに癒やされて、すてきな時間をもらっているので大変なことがあっても忘れてしまいます。
上村 いいですね。今後の活動を教えてください。
近山 どのような場所を設けたらお父さんと子どもが来てくれるかなと考えて、子どもと一緒に楽しめる夜のバーを計画中です。食堂利用のほかに体験があることで親子が参加するきっかけになると思っています。「こんなことができます」と提案してくれる方、私たちの活動に興味がある方、遊びに来てください。
- 「ゆめみるこども食堂」
毎月第4日曜日 10:00~12:00
(料金はお気持ち)
会場 カフェバー.lagoon20(新潟市米山2)
問い合わせ 090-4533-3917(近山さん)