2021.11.26
多くの人の後押しで お弁当と楽しい仕掛けを提供=だしの風食堂(阿賀野市)
阿賀野市寺社に2018年開店した「だしの風食堂」では、毎月第2木曜日に子ども食堂を開催。ウイルス禍の現在、予約制でお弁当を配布しています。
「だしの風」とは阿賀野市安田地区に山から吹き下ろす風のこと。船出をするのによい風という意味もあるこの風の名を、挑戦する人を応援するという意味を込めて食堂の名前に付けたそうです。
店長の五十嵐正人さん(48)は「できる範囲で続けていくことを重視しています。続けていくことで支援してくれる人も増えてきました」と笑顔を浮かべます。お弁当の配布だけでなく、新潟のお笑い集団「NAMARA」所属のミナさんによるバルーンアートや、Ryumi(りゅうみ)さんのぬりえ提供、おり紙など、子どもたちが喜ぶ仕掛けを用意して喜ばれています。阿賀野市の子育てママ支援団体 「sorairo(そらいろ)」も会場の飾り付けのお手伝いなどで協力してくれています。
この日のメニューはチキンライス、カレー味の鶏から揚げ、卵焼き、里芋とニンジンの煮物、お麩(ふ)煮、小松菜のごま和えと、バリエーション豊か。五十嵐店長と運営を支えるボランティアさんが「来月は鍋を持ってきてもらってカレーにする?」などと、毎回相談しながらメニューを決めているそうです。
國之介くん(7)、莉子ちゃん(5)と一緒に参加した阿賀野市横山の阿部友美さん(40)は、「ママと他の人とつながる場所がもっと増えてほしいです」と話してくれました。
<だしの風食堂>阿賀野市寺社甲2212-1千都ハイツ1F。毎月第2木曜日18時からお弁当を配布。大人も子どもも100円。SNSや電話などで事前予約が必要です。