お腹も心も満たすお弁当配布 新米コシヒカリの贈呈式も―めぐみ子ども食堂(新潟市江南区)
新潟市江南区の「めぐみ子ども食堂」で、こどものいばしょ応援プロジェクトパートナーの新潟ケンベイ(新潟市江南区)が新米コシヒカリの贈呈式を行いました。
新米を使ったお弁当配布も行われ、FM-NIIGATA上村知世さんがお話を聞きました。 (2022年11月30日付新潟日報朝刊掲載)
◇子どもたちの笑顔のために 県産コシヒカリの新米を寄贈
新潟市江南区元町1の亀田キリスト教会で、毎月第3・第4金曜日に「めぐみ子ども食堂」が行われ、登録制でお弁当を配布しています。
この日は新潟ケンベイ常務取締役の渡邊干城さんから新潟市社会福祉協議会常務理事の前田秀子さんへ、新潟県産コシヒカリ無洗米「吟精(ぎんせい)」の贈呈式が行われました。贈られた新米200キログラムは、新潟市社会福祉協議会を通じて各子ども食堂へ配布されます。
渡邊常務は「2018年に初めて新米を贈ったときに『新米をもらうことは珍しい』と喜んでもらえたので、それ以来、毎年新米を寄贈しています。少しでも子どもたちと子ども食堂にお役立ていただければと思います」と話しました。
◇孤食支援と食育を考えた お腹も心も満たされるお弁当
贈呈式に続いて、新米を使ったお弁当が配布されました。受け取りに来た小学4年生の沙雪さんは「ご飯もおかずもおいしい。作ってくれる皆さん、いつもありがとうございます」と笑顔。弟の小学1年生の悠真くんも「ハンバーグがおいしい」と話してくれました。
めぐみ子ども食堂は、「おいしく食べて元気になろう」をキャッチフレーズに2017年6月に開設。2020年、新型コロナウィルスの影響からお弁当配布とフードパントリーに切り替えました。
「地域の痛みに寄り添って地域のために生きる、子ども食堂にしたい」と代表の松下紀美子さん。お弁当配布に変わっても孤食支援と食育を目標に、お弁当は25~30品目の食材を使った献立を心掛けています」。この日のおかずもおでん、大学イモ、野菜のゴマ和えと栄養満点。松下さんの思いが伝わるお弁当は、一人で食べてもお腹だけでなく、心まで満たしてくれます。
●めぐみ子ども食堂
毎月第3・第4金曜日 午後5:45~
会場 亀田キリスト教会(新潟市江南区元町)
内容 お弁当配布・フードパントリー(登録制)
問い合わせ 025-381-4482(NPO法人いきいき健康家族オアシス)