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2025.02.27

ひとり親家庭の生活と子育てを応援したい―新潟市母子福祉連合会「学習支援&こども食堂」(新潟市中央区)

子ども食堂から

一般財団法人 新潟市母子福祉連合会が毎月第2・4日曜に開催する「学習支援&こども食堂」。
事務局長の村山郁枝さんにFM-NIIGATA上村知世さんがお話を聞きました。(2025年2月27日 新潟日報 朝刊掲載)


代表の村山郁枝さん(右)とFM-NIIGATA上村知世さん

 

◇ひとり親家庭の中学生への居場所型学習支援

上村:
新潟市母子福祉連合会について教えてください。

村山:
ひとり親家庭の生活の安定と子どもの健全育成を目指して1950年5月に設立した団体です。新潟市在住のひとり親家庭の母及び寡婦を対象に、年会費1,500円で会員を募集。会員になるとフードバンクにいがたさんと共催での食料品・日用品の配布、専門の相談員による無料相談会などが受けられます。

上村:
会員制なんですか。

村山:
年2回開催している、ひとり親家庭向けの自然体験イベントなど、会員にならなくても新潟市のひとり親家庭の親子であれば参加できるイベントもたくさんあります。

上村:
2021年6月から「学習支援&こども食堂」をはじめたきっかけは。

村山:
新型コロナウイルス禍で休校が増える中、多感な思春期に高校受験を控えている中学生の居場所を作りたいと思いました。食べ盛りの中学生なのでお弁当の食の支援をセットにしました。こちらも会員でなくても参加できます。

上村:
対象は中学生限定ですか。

村山:
ひとり親家庭の中学生をメインにその兄弟の小学4年生から高校生まで参加できます。毎月第2・4日曜の15時から17時まで中央区の新潟市総合福祉会館会議室で、教員や教員OB、ボランティアの大学生が勉強を教えます。

 

◇ひとり親家庭の幸せを応援! 悩みや不安、気軽に相談を

上村:
勉強後にはお弁当がもらえるそうですね。

村山:
母子福祉連合会が経営する、総合福祉会館1階の「食堂ぽぷり」の栄養士・調理師が作った栄養満点のお弁当を参加した子どもの家族の人数分、お渡ししています。

上村:
家族の分まで無料で!

村山:
はい。この日はひとり親家庭のお母さんも家事を休んで、夕食のだんらんの時間を楽しんでもらいたいと考えています。

上村:
これまで続けてきてよかったことは。

村山:
子どもの笑顔が一番です。真剣に勉強に取り組む姿が見られることもうれしいです。

上村:
今後の目標やメッセージをお願いいたします。

村山:
ひとり親家庭の子どもたちが経済的な理由で夢をあきらめないように。将来の夢や目標を広げていけるように支援を続けていきたいです。私たちのようなひとり親家庭の支援団体があることを知ってほしいです。お母さんは一人で悩まないで気軽に相談してください。

 

お弁当の写真

 

●新潟市母子福祉連合会「学習支援&こども食堂」
毎月第2・4日曜 15:00~17:00
会場 新潟市総合福祉会館 会議室(新潟市中央区八千代1-3-1)
料金 無料(帰りに家族分のお弁当を配布)

【問い合わせ】
一般財団法人 新潟市母子福祉連合会
電話番号:025-243-4380 または 公式LINEアカウント にて
ホームページ:https://niigatamom.com/


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