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2024.09.26

誰もが気軽に利用できること、続けていくことが大事―白山町みんなの食堂(燕市)

子ども食堂から

燕市の白山町2丁目集会場で毎月第3土曜に開催される「白山町みんなの食堂」。
代表の岩田慶子さんにFM-NIIGATA上村知世さんがお話を聞きました(2024年9月26日 新潟日報 朝刊掲載)

代表の岩田慶子さん(左)とFM-NIIGATA上村知世さん

 

◇おなかいっぱい食べてほしい! 児童館で夕食会を開催

上村:
子ども食堂を始める前から児童館で食事会を行っていたそうですね。

岩田:
白山町児童館の館長をしていたとき、お昼時間にご飯を食べに家に帰らない子や「おなかが減った」と話す子が気になっていました。おなかいっぱいご飯を食べてほしくて、児童館で夕食会「みんなで食べよう」を2016年から始めました。

上村:
児童館と学童保育はどう違うのですか。

岩田:
学童保育は登録制で小学生が対象です。児童館は18歳未満の子どもから地域の大人まで誰もが自由に利用できます。

上村:
そうなんですね。岩田さんは児童館の館長時代からずっと子どもの居場所づくりに関わってきたのですね。

岩田:
館長を退職後、新館長の白椿さんと新潟市の子ども食堂を見学しました。白椿さんの「これならできます!」の力強いひとことがあって2人で活動をスタートしました。

 

◇誰もが気軽に来られる場所に おいしいお弁当を食べに来て

上村:
活動内容を教えてください。

岩田:
毎月第3土曜の昼にお弁当を約60食提供しています(予約制)。持ち帰りか会食か選べます。
2000年から燕市の児童クラブの夏休みと冬休みに「出張 白山町みんなの食堂」として子どもたちと一緒にご飯を作って食べています。子どもたちも包丁を持って、材料を切ってくれますよ。

上村:
料理のお手伝いは良い経験になりますね。今後の目標を聞かせてください。

岩田:
新型コロナウィルス禍に会食からお弁当になり、お弁当だから利用しやすいという人もいます。以前のように地域の大人と子どもが一緒に料理を作る会食ができたらいいなと思います。

上村:
活動も9年目です。

岩田:
利用者が広がったと思います。誰でも気軽に利用できること、続けていくことを大事にしています。ここに来れば200円でおいしいお弁当を食べられると知ってもらいたいです。

子どもがお手伝いをしている様子の写真

 

●白山町みんなの食堂
毎月第3土曜 開催
会場 白山町2丁目集会所(燕市白山町2丁目3-13)
料金(会食または弁当) 200円(予約制)
問い合わせ 090-4534-4675(岩田さん)


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