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2024.04.25

開設から8年。地域に根付いた居場所に ― にしっ子食堂(新潟市西区)

子ども食堂から

新潟市西区の護念寺で、毎月第2・4金曜日に開催する「にしっ子食堂」。
広報の川上真紀子さんにFM-NIIGATA上村知世さんがお話を聞きました。
(2024年4月25日 新潟日報 朝刊掲載)

広報の川上真紀子さんとFM-NIIGATA上村知世さんの写真

 

◇誰でも気軽に立ち寄れる オープンな子ども食堂

上村:
2016年9月に「にしっ子食堂」を立ち上げたきっかけは。

川上:
当時、ボランティアで中高生向けの学習会を行っていました。食べられない子どもたちがいることを目の当たりにして、貧困問題を何とかしたいという思いから始めました。
代表の護念寺ご住職をはじめ、たくさんの人がこども食堂の開設のために集まってくれました。
最初は会食がメインでした。

上村:
にしっ子食堂が目指す、子ども食堂は。

川上:
当初は貧困問題対策の一環と思っていましたが、今はお金だけでなく、時間がない人、気持ちに余裕がない人も多いです。誰もが気軽に立ち寄れてほっとできる、オープンな場であり続けたいと思っています。

上村:
困っている人が立ち寄れる場所があると心強いです。

 

◇5月からは会食がスタート 学生・若手スタッフ募集中!

上村:
今後の予定を教えてください。

川上:
新型コロナウイルス禍からの活動制限で月2回の活動は食料配布がメインでしたが、5月からは毎月第2金曜に食料配布と不用品交換会、第4金曜に会食(予約制)を行います。

上村:
準備中ですね。何が一番大変ですか。

川上:
300~350家族分の食材の確保です。食品ロスを抱える企業に食材をご提供いただけるとうれしいです。
また、スタッフの高齢化による体力問題も。10年続けたら次世代につながると思っていましたが「子育てが終わったら手伝うよ」と言ってくれる子育て中の親世代の皆さんはまだまだ忙しいです。
会食をやっていたときは学生スタッフもたくさんいました。

上村:
会食再開をきっかけに学生スタッフが増えると良いですね。
長く活動を続けてきたなかでうれしかったことは。

川上:
小さい頃から子ども食堂に来ていた子どもたちが今、ボランティアを手伝ってくれています。そんな姿を見ていると地域に根付いた居場所になっているなぁとうれしく感じます。

 

●にしっ子食堂
毎月第2金曜 17:00~19:00 食料配布・不用品交換会
毎月第4金曜 17:00~19:00 会食(予約制)
会場 護念寺(新潟市西区新通1973)
料金(会食) 大人200円、小学生以上100円、幼児無料
問い合わせ 090-2661-1495(川上さん)


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