カフェを拠点に、心と体の健康を支える地域の居場所をつくる―一般社団法人ふくちゃ(村上市)

村上市で地域の居場所づくり活動を行う「一般社団法人ふくちゃ」。
共同代表の柏櫓(かしやぐら)幸子さん(写真左)にFM-NIIGATA上村知世さんがお話を聞きました。(2025年11月27日 新潟日報 朝刊掲載)

柏櫓幸子さん(写真左)とFM-NIIGATA上村知世さん
◇管理栄養士と保健師が営む 地域のコミュニティーカフェ
上村:
活動のきっかけは。
柏櫓:
共同代表の冨田絵里子さんは管理栄養士、私は保健師をしていて小学校からの同級生なんです。お互いの仕事を生かして気軽に立ち寄れるカフェの食事を通して健康の魅力を伝えられたらいいねと話し合いました。
上村:
活動内容を教えてください。
柏櫓:
「ふくちゃ部」は2018年から発達に不安を抱える子どもとその家族を支援する活動を行ってきました。2020年に「ふくちゃcafe」をオープン。カフェとしての通常営業に加え、コミュニティーカフェ、そしてふくちゃ部の活動拠点や地域の居場所として使っています。
2022年4月からはカフェ内で健康相談所「まちの保健室」も始めました。
事業拡大に伴い、2024年9月に「一般社団法人ふくちゃ」として法人化もしました。
上村:
さまざまな活動を行っているんですね。地域の居場所づくりについては。
柏櫓:
子ども・地域の居場所づくり活動として月曜から水曜まで、午後3時半~6時半はカフェの一角を子どもたちの放課後フリースペースとして無料開放しています。子どもたちは学校帰りに遊んだり、勉強したりしています。

◇子どもと地域に寄り添った 居場所づくりを広げる
上村:
子どもに無料でおにぎりなどの軽食を提供する「ごちピン」とは。
柏櫓:
カフェ利用者が食事代金に150円を上乗せして支払うことで、その積み立てを子どもの軽食費に当てる仕組みです。
上村:
子どもたちが誰かの思いやりを実感できるのが良いですね。
柏櫓:
月1回の「夕食タイム」は前の月に告知し、子どもは150円、大人は500円で夕食を提供。また、地元・荒川地区の小中学校・高校の空き教室を利用した「校内居場所カフェ」も行っています。これは2022年の村上市豪雨水害をきっかけに学校の中にも子どもの居場所を増やしていこうと2023年から始めました。昼休みや放課後に子どもは飲み物が1杯無料、先生や保護者は100円で利用できます。
上村:
今後の目標を教えてください。
柏櫓:
誰もが気軽に利用できるカフェとして、より開かれた場所にしたい。今後は子どもと大人のためのワークショップを開催したいので、ワークショップやイベントをしたい人の相談も歓迎しています。
上村:
最後にメッセージをお願いします。
柏櫓:
心と体の健康をテーマに地域の居場所づくり活動を行っています。地域に寄り添う活動を充実させていきたいです。
上村:
興味のある方はカフェに足を運んでみてください。

●ふくちゃcafe
毎週月曜から水曜(金曜・土曜は不定休) 11:00~18:30
※木曜・日曜は休み
●ふくちゃcafe(こどもの居場所提供)
毎週月曜から水曜 15:30~18:30
会場 ふくちゃcafe(村上市坂町 1761-2)
内容 フリースペース、「ごちピン」利用による軽食提供、月1回「夕食タイム」
料金 無料(月1回の「夕食タイム」は子ども150円、大人500円)
【問い合わせ】
電話番号:080-2467-6816(ふくちゃcafe)
ホームページ:一般社団法人ふくちゃ
インスタグラム:@hukutya.cafe
