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2025.03.27

地域の助け合い・支え合いを育んでいく場所に―はまっこ 子ども食堂(新潟市北区)

子ども食堂から

新潟市北区の松浜入船会館で毎月第3月曜に開催する「はまっこ子ども食堂」。
代表 神蔵(かんぞう)一男さんと事務局 松田三郎さんにFM-NIIGATA上村知世さんがお話を聞きました。(2025年3月27日 新潟日報 朝刊掲載)


代表の神蔵一男さん(写真左)とFM-NIIGATA上村知世さん、事務局の松田三郎さん

 

◇地域の子どもを地域で支える 学べる 遊べる 子ども食堂

上村:
子ども食堂をはじめたきっかけを教えてください。

神蔵:
松浜地区に子ども食堂がなく、子どもや地域住民の居場所を作ろうとの思いから2022年4月に設立しました。

松田:
「失敗するかも」と言われ、資金面なども苦労しましたが、地域で子どもを助けよう! という強い決意で始めました。

上村:
スローガンがあるそうですね。

松田:
名前を決めるときに話し合った結果、松浜は海に近いので「はまっこ」。そして子どもには遊びと学びが大切なので「学べる 遊べる はまっこ子ども食堂」としました。

上村:
どのような活動を行っていますか。

神蔵:
毎月第3月曜の午後4時30分から夕食までは、遊びと勉強の時間。新潟医療福祉大学のボランティアの学生さんが遊びと勉強を手伝ってくれます。午後6時から地域の人たちと一緒にご飯を食べます。

ボランティアの学生さんと子どもたちが遊ぶ様子

 

◇子ども食堂を通じて 地域コミュニティを活性化

上村:
3年経っての感想はいかがですか。

松田:
8割は目標を達成したと自負しています。さらに地域関連団体ほか、地域住民を巻き込んで地域の子ども・高齢者を支える体制を構築していきたいです。

上村:
続けてきてよかったことは。

神蔵:
学校や家庭以外の大切な居場所になっていて、親には言えないような悩みを相談する子もいます。子どもたちが笑顔でのびのびと過ごしている様子がとても楽しそうで、それを見るのも楽しく、やってよかったと思います。

上村:
今後の目標を教えてください。

松田:
将来的には開催頻度を月1回から増やしたいです。地域の子どもと大人がここで顔見知りになって助け合い・支え合いが育まれる。今後の防災活動にもつながると思います。さらにがんばりますので、たくさんの人に活動を知ってもらいたいと思います。

上村:
なるほど、地域交流の拠点になれば、防災時にも役立ちますね。地域にとって頼もしい存在です。

 

●はまっこ 子ども食堂
毎月第3月曜 16:30~20:00
会場 松浜入船会館(新潟市北区松浜6-18-15)
内容 遊び、学習サポート支援、会食(予約なし)
料金 子ども100円、大人300円

【問い合わせ】
運営委員会事務局
電話番号:025-259-5293
facebook:松浜 はまっこ こども食堂

 


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