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2024.08.29

子どもをはじめとした地域の居場所を作りたい―三和ふれあい食堂(上越市)

子ども食堂から

上越市三和区の三和保健センターで2カ月に1回開催する「三和ふれあい食堂」。
運営委員長の小林則子さんにFM-NIIGATA上村知世さんがお話を聞きました(2024年8
月29日 新潟日報 朝刊掲載)

運営委員長の小林則子さん(右)とFM-NIIGATA上村知世さん

 

◇食を通じて子どもたちとつながる地域の居場所

上村:
2021年12月から活動を始めたきっかけを教えてください。

小林:
三和区は農業が盛んな地で兼業農家が多いです。夕飯が遅くなったり、子どもだけでご飯を食べたりしている家も少なくありません。食を通じて、子どもをはじめとした地域の居場所づくりを考えました。

上村:
どのような活動をしていますか。

小林:
2カ月に1回開催しています。開催日には三和区に3つある小学校へマイクロバスで子どもを迎えに行きます。学習、遊び、食を3本柱にまずは宿題・自主学習の時間で元教員や上越教育大学のボランティアさんが勉強を見てくれます。その後の遊びでは宝引(ほうび)きや輪投げ、ボッチャなどを行っています。

上村:
宝引きとは。

小林:
三和区の昔の遊びで10本のひもの先の1本に宝が付く、ひもくじです。

上村:
面白そう!

宝引きをする様子の写真

 

◇子どもたちの笑顔がうれしい 月1回開催を目指したい

上村:
メインの食について教えてください。

小林:
三和区で取れた野菜をたっぷり使います。今の時期は糸瓜(いとうり)でサラダを作ったり。前回の6月の開催時には子どもにもご両親にも三和区の食文化を伝える良い機会と思って、朝からちまきを作り、おみやげに持たせました。野菜嫌いと聞いていた子が3回も4回もおかわりをして(笑)。みんな笑顔で、たくさん食べてくれるのがとてもうれしいです。

上村:
おいしいんだろうなあ! 料理や遊びでも地元の魅力を伝えているんですね。
今後の目標を聞かせてください。

小林:
現在、2カ月の1回のペースですが月1回の開催にしたいと思っています。夏休みなど長期休みにも何かできたらいいなあ。
「大変ですね」といわれますが、大変と思ったことはないです。子どもたちが喜んでくれるのでやりがいを感じています。

 

●三和ふれあい食堂
2カ月に1回開催
会場 三和保健センター(上越市三和区井ノ口329-1)
料金(会食) 子ども200円、大人300円(予約制)
問い合わせ 025-529-2231(上越市社会福祉協議会三和支所内)


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